私が使っている医療用痰吸引器のレビュー記事を読む前に、一読していただきたい記事になります。
なぜ私が吸引器のレビュー記事を書くことにしたのか、どんな思いで書いているのかをまとめています。
医療用痰吸引器のレビュー記事について
当記事は
・医療用吸引器の購入を考えていらっしゃる方
・医療用吸引器の買い替えを考えていらっしゃる方
に向けた記事となります。
なぜ吸引器のレビュー記事を書くことにしたかというと、私自身が吸引器の購入に失敗した経験があるからです。
特定の吸引器を買って欲しい、または買って欲しいから吸引器のレビューを書いているのではありません。
使用する方やご家族に合った吸引器を購入できたら最高だろうな、と思いながら書いています。
私は、息子の退院に合わせて病院の職員さんがおすすめしてくれた吸引器のことについて調べることなく購入しました…。
「これ、持ち運びしやすくて良いみたいですよ〜」と、職員の方に進められるがままに買いましたが、実際に使ってみると
持ち運びはしやすいものの、吸引物を溜める容器が小さかったのです。
小さくて持ち運びしやすいことを売りにした吸引器なので、よく考えたり、調べたりすればわかることだったのですが…
初めて生まれた子どもが医療的ケアを必要とする子どもで、混乱していたのと「早く自宅に連れて帰りたいから早く吸引器を買わないと!」という思いで、冷静な判断ができないまま買ってしまいました。
息子の在宅生活では、口からも喉(気管切開部)からも頻回な吸引が必要でした。
1日に何度も溜まった液体を捨てにトイレに行っていました。
息子も私も元気な時なら液体を捨てにいくことは苦もなくできるのですが、息子の体調が悪くなり吸引回数が増えた場合に吸引ポットが小さいというのはかなりのストレスでした…。
頻回な吸引が必要な息子が自宅で使う吸引器として、吸引ポットが小さい吸引器は生活に合わなかったんですね…。
医療用の痰吸引機は5万円を超える商品が多々あります。
日用生活用給付事業を利用すれば補助をいただいて安価で購入することもできますが、制限なしに利用できる事業ではなく、補助は5年に一度と決まっています。
私の失敗は、各吸引器の特徴を調べて比較したり、病院で生活している息子の様子や1日の吸引量を観察すれば回避できたことです。
他所のご家庭の吸引器選びの際に何か役立てることはないか考えた時、息子用に自宅で使っている吸引機のことについて記事を作成したら、これから吸引器を購入する方たちの一つの判断材料になるのではないか?と考えました。
しかし、一言に「医療行為としての吸引」と言っても、その人その人によってやり方や頻度は異なると思います。
なので、当サイトの医療用痰吸引器のレビュー記事については医療的ケアを必要とする子どもを育てる1人の母親の意見 として読んでいただけたら幸いです。
主に吸引器を使う相手である息子についても簡単に説明します。
息子について
息子は生後2ヶ月の時に気管切開し、気管カニューレの交換や経鼻経管栄養、痰やよだれの吸引などの医療的ケアを必要としています。
嚥下はほぼできず、口の中でできた唾液は口の中に溜まるか、気管に流れ込むことがほとんどです。
(生後1歳7ヶ月の時に声門閉鎖術を受けたので、それ以降唾液が気管に流れ込むことは無くなりました。)
自ら飲み込むことが難しい息子にとって、吸引はなくてはならないものです…!
(息子は生後3ヶ月の時に生まれた病院を退院しましたが、その際に自宅用の痰吸引機としてQtumを購入しました。)
吸引器レビューリスト
・Qtum
・MinicⅢ-S(追加予定)
・POWER SMILE S(追加予定)
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