痰吸引機Minic III-S(ミニック)本気レビュー!

吸引機

医療用痰吸引機 Minic III-Sのレビュー記事です。

当記事を読む前に、こちらを読んでいただけたら幸いです。
なぜ痰吸引器のレビューを書くことにしたのか、どんな風に読んでもらいたいかなどを記載しています。

漫画で紹介

 

Minic III-Sとは?

「新鋭工業株式会社」から販売されている痰吸引機です。

★特徴

  • 吸引器の中では音が比較的小さく、サイレントモードではさらに静かに!

  • バッテリー無し型の(S)バッテリー内蔵型(SB)が販売中!
    車で充電できるコードも別途販売中!
    (こちらのコードは持っていないのですが、接続部の形状を見るにSBのみで使用可能…なのかな?)

  • 大容量!約800mlまで溜められる!(状況によります)

使いやすさ

操作性

バッテリー無し型(S)かバッテリー内蔵型(SB)かによって、スイッチの形や押しやすさが異なります。
見た目の違いはこんな感じ。


バッテリー型は何度も使っていると表面のフィルムがずれて押しにくくなってしまいます。
ボタンの耐久性はコンセント型の方が優れていると思います。

サイレントモードはスイッチorレバー1つで切り替え可能!
静かに過ごしたい夜間や、外出時にはとっても便利です。

吸引圧の調節も簡単です。
水色のつまみを回して圧を調節します。
こちらはバッテリー内蔵型もそうでないものも同じ形です。

電源

説明書によると、バッテリー内蔵型(SB)はフル充電で60分使用可能とのこと。
サイレントモードの場合は120分使えるそうです。
災害時や停電時などにバッテリー式はとても便利です!

他の携帯型の吸引器と併用するなどして自宅だけで使う場合、私はコンセント式だけでも十分だと思いました。

車から充電コードも販売されているので、こちらも購入すればより緊急時の備えになりますね。

本当に静かです!
まるでささやくかのような吸引の音。
サイレントモードにしなくても、それほどうるさくないと思いました。

吸引量

最大800mlまで溜められる大容量です。
息子の場合、このくらいの容量があれば丸一日なら内容物がいっぱいになる心配をせずに過ごせます!
(しかし、吸引器のボトルにはこまめに内容物を捨てるようにと記載があるので本来溜めるものではありませんが…。)

持ち運び

MinicIII-Sは機体が大きめなので、カバンに入れて持ち運ぶには少々大変です。
重さは、バッテリー無し型(S)が3.4kg、バッテリー内蔵型(SB)が3.5kgです。


ただし、本当に音が小さい吸引器なので
外出先での吸引の音が気になってしまう方はこちらを持ち運ぶようにするとストレスが軽減されるのではと思いました。

大きな荷物も詰めるバギーをお持ちの方でしたら、バギーに載せて持ち運びをすれば無理がないかもしれません。

メンテナンスのしやすさ

パーツ

ほぼ全て分解し水洗いができます!
チューブ以外の洗えるパーツが12個。
ボトルが大きいので、それぞれのパーツも大きめです。

取手には金属のネジが付いています。錆びる可能性もあるので洗わずに拭いています。

吸引したものを流してボトルに溜めていく細いチューブのようなものや、本体への流れ込みを防止するパーツは特に汚れが溜まりやすいのですが…細かくて洗いにくいです。

洗いにくいパーツたち1

洗いにくいパーツたち2

このようなパーツを洗うとき、うちでは息子の使い古しの口腔ケア用スポンジブラシを使っています。
そのまま使うと大きいので、スポンジ部分を4分の3ほど切り取って…。

このくらいまで切ると、細いパーツにもスポっと入ります。
使い古しの口腔ケアスポンジがなければ、太めの綿棒やストロー洗い用のブラシでも良さそうです。

Minic III-Sの活用方法(うちの場合)

うちでは主に自宅で過ごすときにMinic III-Sを活用しています!

1代目として購入し、ずっと使っていたQtumの容量の少なさを補うために自費購入したMinic III-S。
購入前に、医療ケア用品の代理店でレンタルしてお試しもしました。

お値段は高めですが、
・容量の大きさ
・音の小ささ
・そしてパステルカラーの見た目の可愛らしさ
に惹かれて、購入を決定しました!

大きくて重めなので、外出に使う機会はありませんが…
見た目の可愛らしさに、吸引のたびにとっても癒されております。

毎日行う医療的ケア。
毎日使うものだからこそ、機能性だけでなく、デザイン性も大切だなーと思います。

野田苑恵
のだそのえ

イラストレーター
医療的ケアを必要とする1人息子の母親です。
福島県出身山形県在住。

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