息子の声門閉鎖術の記録、術後7日目〜13日目です。
声門閉鎖の術後は、気管から引ける痰が硬くなってしまった息子。
術前は唾液が気管に流れ込み、その影響で気管内が加湿されて痰が引きやすい状態になっていたようでした。
術後7日〜13日目は主に痰が柔らかくなり容易に引けるようになるまでの記録になります。
（たまに熱が出ましたが、体調はほぼ良好でした。）
術後7日目
この日から痛み止めを完全にやめました。
ミルクは140mlに増やしてもらいました。
午前中からオナラをぷっぷっとしたり、うんちをしたりで快調な息子です。
痛がる様子はほとんどありません。
両手を動かして軽い運動をさせたり、YouTubeで赤ちゃん向けの動画を見たり、寝たりして過ごしました。
しかし、夜の19時ごろから機嫌が悪くなり始めました。
機嫌が悪く泣き続け、20時半頃やっと寝ました。
しばらく寝ていたのですが、夜中の2時か3時時ころに起きて泣くのでした。（眠くて時間は正確に覚えていません…。）
肺もゼロゼロゴロゴロとしていて頻回な吸引が必要です。
息子に添い寝して、なだめて吸引しつつ様子を見ていました。
その後、やっと寝てくれたのですが、息子は4時ごろに起き出しました。
泣くことはなかったのですが、肺がゼロゼロゴロゴロし、吸引が必要です。
朝一のミルクは5時半〜なので、私はそのまま寝ずに息子のケアをしながら起きていました。
この時、息子の機嫌の悪さや気管からの吸引回数が多いこと以外に、創部から膿んでいるような生乾きの布のよう匂いがしました。
術後8日目
私は寝不足のまま朝を迎え、朝、看護師さんが血圧を測りに来るときも起きれず挨拶もできませんでした…。
その後起きて息子の体温を測ってみると、37.5度と、普段より若干高いような気がします。
脇の下を一度拭いてから測っても高いままです。
時間をおいて測ると、38.1度になりました。
そして創部から匂いが…。
クリーム色や黄色っぽい痰もたまに引けるようになりました。
今朝の回診は小児科のお医者さんだったので、熱や創部の匂いのことを伝えると様子を見ていこうとのことでした。
また、ガーゼは気になる場合は看護師さんに変えてもらって…と言われました。
ミルクは170mlに増やしてもらいました。
そしてなんと…
術後初めてだっこの許可が出ました！！！！
早速、お医者さんが病室から出てから息子を抱っこしました。
首がそりかえって創部が開かないよう、優しく…。
我が子を抱っこできる幸せに浸りました。なんて可愛いのか。
数日間ミルクの量を減らしていたので少し軽くなったようでした。
その軽さも頑張った証なのかなと思うと愛しくてたまりませんでした。
術前は抱っこすると一瞬体にグッと力が入り、それがしばらく続く感覚がありましたが、術後は体の力が抜けるのが早いような気がしました。
気管に唾液が入り込みにくくなったおかげでリラックスしやすくなったのか、それとも力を入れることを持続しにくくなったのか…。
1日を通してこまめに熱を測っていましたが、37度台が続きます。
おでこも普段より暖かい。
気管からの痰の吸引も増えました。
夕方の回診の時に小児科の先生に今日の息子の様子を伝えると、「傷口に繁殖したバイ菌が気管や肺に入っている可能性もあるかもしれない」と言われました。このまま熱が下がらない場合はレントゲンも撮るようです。
夕方のミルクが終わった後に息子を抱っこした時のことでした。
創部とガーゼの間に、ネバネバしたものが見えました…
看護師さんに患部を診てもらうと、なんと気管孔から溢れ出した痰でした。
声門閉鎖術をし喉の孔が永久気管孔になることで外径も広がり、痰が出やすくなったようでした。
原因不明の熱や体調不良で痰が増えたことも関係していると思いますが…。
看護師さんに痰の処置をしてもらい、ガーゼを交換してもらいました。
創部を綺麗にしてガーゼも新しいものに変えたら匂いは少し弱まりましたが、依然として創部か気管孔自体から匂ってくるようでした。
術後9日目
今日も5時くらいから起き、吸引回数は多いものの体調は良さそうな息子でした。
朝の痰はやはり黄色やクリーム色っぽいものが多く、黄色い痰を出し切った後は白い痰になりました。
ミルクは今日のお昼から通常量に戻しました！
しかし、点滴はまだ繋いだままです。
声門閉鎖をしたことで唾液が気管に流れ込まなくなり、
今まで唾液によって加湿されていた気管が乾燥しやすくなりました。
そのため、点滴で水分を補って身体を潤し痰を柔らかくする…とのことでした。
ミルクを通常量に戻しても問題なく消化されているようです。
むしろ、お腹が空くと泣いてミルクを催促していました。可愛いなあ。
今日の体温は平熱で、熱があったのは昨日1日だけのようでした。
一安心です。
昨日のように気管孔から痰が溢れることはありませんでした。
昨日の熱は本当になんだったんだろうか…。
術後10日目
熱が出ることもなく、体調良好な息子です。
点滴を抜くことを見据え、足りない水分を補っていた点滴からの水分補給を、白湯で補うことになりました。
ひとまず白湯をミルクの後に30ml入れて様子を見ていたのですが、30mlだと消化に時間がかかる様子。胃残がなかなか減りません。
食後の白湯は20ml飲ませることになりました。
夕方ごろ、また気管孔から痰が溢れてきました。
一昨日の痰が溢れた一件で大体のケアの方法は見ていたので、今回は看護師さんにおそわりながら落ち着いて対処することができました。
むしろ、溢れた痰を引いて気管孔周りを清潔にするのが楽しいと思うようになりました…。
また、このときに看護師さんに気切部を見てもらったところ、赤くなっているとのことでした。
翌日の朝の回診時にお医者さんに相談することとしました。
術後11日目
昨日から問題なく白湯を飲めていたようなので、点滴を抜いてもらいました！
これで抱っこもしやすくなります！
院内のお散歩の許可は出ていませんが、これはもう少しかかりそうです。
気切部が赤いことをお医者さんに相談したのですが、
「これに関しては仕方がない。清潔を保つようにしてください」とのことでした。
その後は1日ユーチューブを見たり、遊んだりして穏やかに過ごしました。
術後12日目
今日も朝から体調も良好な様子。
おなかの具合も快調です。
術後の経過も良いためか、個室から他の患者さんもいるお部屋に移動することになりました。
ただ、移動先の部屋が息子にとっては暑いようでした。
（室温に関しては患者さんによって適温が違うから調節が難しいですよね…）
体にはそこまで熱はこもってないけど、頭は熱く顔が赤くなってしまいます。
暑いせいか首を振る回数も多いような…。
個室で過ごしていた時は涼し買ったため一旦持ち込んでいたSOYOマットを持ち帰ったのですが、再度持ち込みました。
ミルクの消化は普段通りになってきています。
痰もネブライザーをしなくても硬くならず、無理なく引けるようになりました。
（術後10日目から今日まで夫が付き添いしていて、夜に私が病院に戻ったのですが、その後２時間ほど泣いたりぐずったり、泣きすぎたせいでミルクを吐き戻しました。その後は泣き疲れたのかぐっすり眠りました。）
術後13日目
SOYOマットを再び使い始め、室温も適温に調節したところ昨夜はよく眠れていたようでした。
朝の回診では改めて抜糸がいつ頃になるのか確認したところ、お医者さんの方から「抜糸すれば退院できます」と教えていただいたので退院希望日を伝えました。
手術直後はどうなるかと思いましたが、経過は同じ手術を経験された方と大差ないようで安心しました。
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