赤ちゃんがおなかにいたときのお話15

赤ちゃんがおなかにいたときの話

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赤ちゃんがおなかにいたときのお話 第15話

あとがき

手術室にはお医者さんや看護師さんが何人かいて、痛みから解放されて心からほっとしたことを覚えています。

我が子が生まれた直度は、「出産」という行為や、我が子の姿や産声が想像していたものと全く違っていて、驚きで声が出ませんでした。

子どもは自力で呼吸をすることが難しかったため、私とハイタッチをした後にNICUへと運ばれていきました。
産後一年ほど経った今、当時を思い返すと一番寂しい気持ちをしていたのは子ども本人なのではないかと思います。
母親の体内という慣れた場所から突然外の世界に出されて、母親に抱っこされることもないまま処置をされることになりました。

その後、生まれた私の子どもは2ヶ月ほどNICUで過ごしました。
親に抱っこしてもらいたい、話しかけてもらいたい、そんな気持ちがたくさんある時期によく頑張って入院してくれたなあと思っています。
子どももたくさん頑張ったけど、頑張れたのは支えてくれたNICUの看護師さんやお医者さんのおかげでもあります。

このお話の続きはまだ描いていないのですが、落ち着いたら描きたいと思っています。
息子はNICUに2ヶ月間入院した後は小児病棟に移り、今では訪問看護・リハビリやデイサービスを利用しながら自宅で過ごしています。
様々なハンデを持っていますが、色々な体験をできることを心から楽しんでいる様子です。

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