はじめに
息子が約1歳7ヶ月の時に声門閉鎖の手術を受けました。
こちらの記事では、声門閉鎖術を息子に受けさせるにあたっての親の気持ちを漫画にしたものをまとめています。
声門閉鎖術とは
声門閉鎖術とは誤嚥防止の手術の一種のことで、気管と食道を完全に分ける手術です。
その際に声帯を切るので、声門閉鎖術を受けた方は声帯を使った声を出すことはできなくなります。
また、気管と食道を分けるので息を止めて力むこともできなくなります。
手術をすることでいくつかできなくなることはありますが、
手術を受けた方は誤嚥を完全に防止することができ、誤嚥性肺炎の予防や、様々な姿勢をとることができるようになります。
※こちらの説明は、私がお医者さんから受けたものをまとめたものになります。
お医者さんやウェブサイトによって表現の仕方は異なります。
息子に手術を受けさせた理由
私の息子は、生まれつき口や鼻で呼吸することが苦手でした。
また、飲み込むことはほとんどできず、唾液が気管に流れ込みがちでした。
生後約1ヶ月の時に気管切開をしてもらい、それまでは酸素を使わなければ苦しかったのが、自発呼吸できるまでになりました。
成長しても飲み込むことはできないままでした。
姿勢を起こすと唾液の流れ込みがよく起こってしまうため、座り姿勢をとらせることはお医者さんに止められていました。
また、生後半年を過ぎた頃から風邪をひくたびに誤嚥性肺炎にかかるようになりました。
何回か肺炎を起こした後に胸のレントゲンを撮ってもらったのですが、肺の状態もあまり良くないということを知りました。
しかし、手術を受けることで様々な姿勢を取ることができることや、様々な姿勢を取ることで肺の状態も良好に保てる可能性が上がるということを知りました。
この手術は、一度受けると元の状態には戻せない手術です。
実際に声門閉鎖術を受けたお子さんを育てるお母さん方のお話を聞いたり、夫婦でたくさん悩んで話し合った結果、
手術を受けることで息子の人生の選択肢の幅が増えると確信しました。
手術を受ける前はたくさん悩みましたが、術後は声門閉鎖術を受けて良かったと思っています。
コメント